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抱腹絶倒の成功哲学本です-【書評】- 水野敬也(著) 『夢をかなえるゾウ』 (飛鳥新社)

もはや大ベストセラーで今更とも思うのですが、
水野敬也(著) 『夢をかなえるゾウ』 (飛鳥新社)をとりあげます。

そう、今更なんですよ。
去年の夏頃からずっと話題の本で本屋さんのランキングでもいまだに上位に入っている。
すでにいろんな書評ブログで紹介もされている。
私自身、「今更1600円だして買うのもなんだかな〜、そのうち古本屋で見かけたら買おうかな」ぐらいのスタンスでいたのです。

「じゃあなんで?」って思うでしょ。
「引き寄せ」たのです。

元来が成功哲学・自己啓発本が大好物のワタクシ。「読みたい、読みたい」と思っていたら、
妻が「○○さんがこんな本貸してくれたわ」といって 『夢をかなえるゾウ』 をもって来るではありませんか。
すかさず「ちょっと貸せ、先に読ませろ!」となりましてこの記事に至っております。


【感想など】
噂に違わず、とにかく楽しい本でした。
ガネーシャというゾウの頭と四本の腕をもつインドの神様がさえないサラリーマンの「僕」に課題を出しながら成功へ導くストーりーなのですが、なんせ荒唐無稽でめちゃくちゃなストーリー。
特に、釈迦が出てきたときにはもう「参りました」ですよ。

巷では最近、活字離れが進んだためかあまり分厚く小難しい本は売れないと聞いています。
この分野の本も、これからは、古典的な『思考は現実化する』『7つの習慣』とはちがう「ストーリー系」の成功本や自己啓発本が主流になるのでしょうね。
まさしく 『夢をかなえるゾウ』 はその先陣かと思います。

さて、この本を読んでいて感心させられるのは、むちゃくちゃなキャラクターやストーリーで非常に楽しい本ですが、押さえるところをしっかり押さえているところ。
正直、ガネーシャが出す課題は大抵の成功本に出てくる「もう聞き飽きました」と言いたくなるぐらいスタンダードな内容です。
しかしなぜかガネーシャが言うと「やらなくちゃ」と思えてくるんですよね。
その理由の一つは非常に身近な簡単に実行できる課題ばかりだからでしょうか。

ちょっとだけガネーシャの課題の例を挙げておくと
「靴をみがく」「コンビニでお釣りを募金する」から始まって

「トイレ掃除をする」・・・(これは最近流行ですよね。)

「まっすぐ帰宅する」「一日何かをやめてみる」「決めたことを続けるための環境を作る」・・・(この辺は勝間和代さんや本田直之さんに通じますね。)

「会った人を笑わせる」「運が良いと口に出して言う」・・・(これは「ツイてる!」の斎藤一人さんですね。)


それともう一つ感心したのは、この本は小説としても読み応えがあるということ。
「ストーリー系」だからあたりまえと言えばそれまでですが、抱腹絶倒のうちに成功哲学を学びつつ読み進んで、でも最後のガネーシャとのお別れシーンではすこしジーンと来てしまいます。

そのセリフが心に焼き付いているので引用させてもらいます。

「成功だけが人生やないし、理想の自分あきらめるのも人生やない。ぎょうさん笑うて、バカみたいに泣いて、死ぬほど幸福な日も、笑えるくらい不幸な日も、世界を閉じたくなるようなつらい日も、涙が出るような美しい景色も、全部全部、自分らが味わえるために、この世界創ったんやからな」


「世界を楽しんでや。心ゆくまで」



私も「楽しむこと」をなんだか忘れてました。
楽しみましょうよ。心ゆくまで

夢をかなえるゾウ

水野敬也(著) 『夢をかなえるゾウ』 (飛鳥新社)

【管理人の独り言】
昔からアニメとか子供番組で、怪しい奴とかなんか裏のある奴のキャラクターは関西弁話す奴が多くないですか?
むちゃくちゃなキャラクターのガネーシャが関西弁をしゃべるのは関西語圏に住む私としてはちょっと複雑です。









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